深井 喜翔
2025年5月16日(金曜日) 16時〜
これまでmimmy、ファンファーレ、マントラ、トラベルドクター、Liquitous、ソラリウム、OPERe、イチロウ、メディカルシフト、Gaia Vision、Liquitous、Mantra、POTETO Media、SPARQ、AsUni主催で実施をした事業検討会。
今回はKAPOK JAPANの深井 喜翔社長に事業の説明をしてもらい、課題などを皆さんとディスカッションする「会員事業検討会」を実施しました。
検討会には、荒井倶楽部会員の各社代表者やKAPOK JAPANのメンバーに参加いただきました。
まず、荒井理事長から開会の挨拶をいただきました。
続けて、KAPOK JAPANの深井 喜翔さんから会社概要を紹介いただきました。
KAPOK JAPANは、「世界中にサステナブルで機能的な素材を届ける」というミッションを掲げる、マテリアル系スタートアップです。
会社名にある通り、植物由来の新素材「カポック」を活用したアパレルブランド「KAPOK KNOT」の展開をはじめ、カポックを活用した素材開発・販売を行うことで、生産者・消費者・地球環境全てにとって良い循環型社会の実現を目指しています。
カポックは非常に軽く、繊維長が短いというその特徴から加工が非常に難しく、これまでアパレル業界においてなかなか活用がされてきませんでした。
そのカポックをリサイクルポリエステルと混ぜることで”薄くて軽くて暖かい”中綿シートを作ることに成功し、
これまで自社販売の他、様々なブランド様や著名人とコラボレーションしてきました。
今後は、更なる繊維素材としての新素材の開発の他、カポックの種から取れる油も活用等、カポックを軸とした研究開発を更に進めていく予定です。
そんな事業を行う中で、様々な課題に日々直面しますが、今回は主に「マテリアル新素材の社会実装に向けた実証実験パートナー(特に自治体等)」の探索という課題について、皆様に議論を頂きました。
参加頂いた皆様からは、
・自治体との取り組みは「誰が見ても必要と感じる共通課題」から始める
(例えば災害時の防寒着用にKAPOK KNOTを提案する)
・行政には年度単位の予算編成があるため、タイミングを見据えた提案計画が必要
・お金がある自治体を選ぶ(ボートレースや原発を持っているところ)
・受賞歴を活かしたコミュニティーからの紹介
といったアドバイスを頂きました。
普段は出ない、様々な視点からアドバイスをいただき、とても学びの多い会になりました。